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 やきとり次郎 東口店


店の場所は東口を出てすぐ、ロータリーの左側、白地の看板に黒い文字で店名が書いてあります。
入り口には屋台なんかで使っている厚手のビニールが天井から下がっています。これで、夏は冷房を冬は暖房の効果を保っているのでしょう。

店についたのは午後五時。仕事帰りでしょうか背広姿が3人、作業着姿が1人、すべて男性客です。
店舗は入り口から向かって右側が厨房、左側が立ち呑みスペースになっており、厨房側と壁側にカウンターがあります。安っぽいベニヤの壁には、川口オートの開催日が示してある煤けたカレンダーが無造作に貼られているのが、いかにも西川口な感じでたまらない雰囲気をかもし出しています。

さて、まずは酎ハイ(350円)と当然やきとりを注文。種類は6種類、値段はオール100円なのでとりあえず全部たのんでみました。まずは塩で、つくりおきの焼き直しなのであじはそこそこです。
時間帯のせいなのか、この店の特徴なのか、立ち呑みの店としても非常にお客さんの滞留時間が短いようで、私が入ってからやきとりが来るまでに作業着姿のお客さんが帰り、背広姿のうち2人が駅の方に消えていきました。そのかわり、えらく年季の入った帽子のおじいさん、女性連れのサラリーマン、坊主頭のおじさんが入ってきました。
今日はオートの開催日だったようで、帽子のおじいさんが「今日は4、6、8ばっかだよ。どうしようもねえ」と一日の出目をぼやくと、厨房の中からは「はずしちゃったの?」の声。帽子のおじさんはエヘヘと照れ笑い。坊主頭のおじさんもオート帰りなのか「あんな本命サイドばっかりじゃ、金になんねえよな」とあいの手。う〜〜〜ん西川口です。

私は酎ハイをお代わりし、しろもつ、つくね、かしらを今度はタレでいただきました。タレはなかなかいい味で、こちらの方がいける感じです。入口のほうを見ると焼き鳥のにおいに誘われた浮浪者が店員のおねえちゃんに「駄目だよ!あっち行きな!!」と怒られています。う〜ん西川口…。

長居は無用みたいなので、やきとりを食べ終わったところで、「今度は、オート」と開催日をチェックしてから駅に向かいました(悪所には行ってません念のため)。


【メニュー】
●飲み物 生ビール500円 レモンサワー・ウーロンハイ・酎ハイ・ウイスキー(ロック、水割り、お湯割り)・ハイボール・焼酎(ロック、水割り、お湯割り)各350円 日本酒(冷、熱燗)300円など

●焼き物 やきとり・レバー・しろもつ・かしら・かわ・つくね各100円

●おつまみ 自家製お新香・まぐろぶつなど各300円



【住所・営業時間】
埼玉県川口市並木3−11
JR京浜東北線 西川口駅 徒歩1分 (西口には西口店があります)
午前9時〜深夜12時まで
年中無休

【おすすめ度】★★★ いかにも立ち呑みな雰囲気はOK。焼き物はつくり置きなので、そこそこの味です。今度は朝から行ってビールを気つけにオートに行ってみたいです。


【女性おすすめ度】★ オート帰りに浮浪者、私が行った時は女性連れ(年輩)もいましたが、基本的には非常に厳しいと思います。

【一緒の行くなら】諸星由美(競馬評論家)。美人評論家として登場した彼女も四十路、オートを一緒にやってそのあと一杯。
<2005.0605>

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歩いていくと外に煙が流れており、たまらない香りがします(左)。やきとりと酎ハイ、食べてしまってから撮影。タレがいい。お代は青いバインダーでまとめて、最後に精算(上)

■ やきとり次郎 東口店
【ふれこみ】
アノ西川口のやきとりやさん。勝谷誠彦氏の「色街を呑む」でも紹介されていたお店です。