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 立ち飲み かるちゃん

■ 立飲 かるちゃん
【ふれこみ】
焼き物にウナギがある珍しい立ち呑み屋さん

蒲田は駅から近い場所に立ち呑みが多いんですねえ。
こちらは「ちょっと酔ってこ きらら」のすぐそばで、お隣にも「さしみや 五坪」という立ち呑み屋さんがあります。

入店したのは午後6時前、中にはすでに5〜6人のお客さんが、それも全員一人客、全員40歳以上(推定)という立ち呑み屋さんらしい客構成です。
店内には、厨房とこちらを仕切るコの字型の大きなカウンターが正面にどっしりとお客を待ち構えており、入り口から向かって右の壁際にも小さなカウンターがしつらえられています。店は古いですが、きれいにしており好感が持てます。カウンターの中には年輩の女性とその息子さんでしょうか?30代ぐらいの男性がいます。

ビジターの私は遠慮気味に小さなカウンターへ。まずはレモンサワー(300円)とつくね(150円)、もも肉串(120円)、砂肝(150円)を注文。さらに珍しいうなぎ串(220円)も追加。

息子さんの方が焼き物を担当しているようで、焜炉に顔を近づけ、いとおしむように火加減、焼き加減を見ています。

出てきた焼き物は立ち呑みにしてはちょっと高めなだけあっておいしかったです。ほくほくしながらジューシーなつくね、柔らかで香ばしいもも肉、この店の特色であるうなぎは細焼きを串に刺したもので、よく火が通っていてこちらも美味でした。

さて、特徴的なのはここの清算、後払いなのですが、その計算方法が面白いのです。お客さんの目の前にガラスの灰皿が置いてあって、そこにホテルのクロークで使うようなプラスチックの札を入れていくのです。どうもその色で値段が決まっているようでしたが、私には何色がいくらかはわかりませんでした。

レモンサワーを呑み終わり、壁を見ると「氷彩樽詰めサワー 300円 はじめました」という貼り紙があったので、お母さんのほうに「樽詰めサワー下さい」というと「今お兄さん呑んでるやつだよ。いいの?」という返事。雑駁だけど親切な対応です。あらら、同じものだったのね。と心の中でつぶやき、ウーロンハイ(300円)を頼みました。
おつまみも切れたので、これも珍しいところでフカヒレのにこごり(350円)も食べてみました。うーん珍味。寒かったのでもっと暖かいものにすればよかったけど。

店のテレビから流れてくるニュースでは、スマトラの津波に遭った日本人の少年が泣きながら行方不明の母親を探しています。思わず店にいたおじさんたちも「こりゃあ、かわいそうだ」とため息。次のニュースは奈良の小学生殺人事件…またため息です。

妙に我が家が恋しくなり、ウーロンハイをあおって店を出ました。


【メニュー】
●飲み物 ビール(大)500円 玉露割り350円 エビス(大)500円 エビス(小)380円 
●焼き物 つくね・げそ焼各・ねぎみそ・カシラ・砂肝・とり皮各150円 レバー120円 つぶ貝180円 きも焼き220円 
●おつまみ めかぶ・キムチ各150円 いかそうめん・いわしの丸干し・うるめいわし(2本)・おしんこ・いか天さつまあげ・やっこ各200円 いか沖漬け250円 いかなっとう・ポークウインナーソーセージ・しめさば・各300円 にこみ350円など


【住所・営業時間】
大田区蒲田5丁目
JR京浜東北線 蒲田駅 徒歩4分 東急蒲田駅徒歩6分
17:00〜


【おすすめ度】★★★☆(満点は★5つ) いいですねー。一人でぶらりと入れる雰囲気があります。昔はうなぎ専門店だったそうで、うなぎを食べさしてくれのもうれしいです。ただ、値段が高いのと飲み物が少ないのが残念。

【女性おすすめ度】★★☆ 古いですがこぎれいなお店です。でも、女性はかなり入りにくいのではないでしょうか?

【一緒の行くなら】浜木綿子 「おふくろさんシリーズ」懐かしいですね。うちの母も見て泣いていました。ここのおふくろさんも苦労されたんでしょうか?じゃあ、あの息子さんは香川照之?
<2005.0211>

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角地でファサードも大きく目立つ立地なのですが、店は地味です(左)焼き物はどれもおいしかったです。値段が少し高いけど。清算はカラーのプラスチック札で(左下)お客さんの年齢層は40代中心??もしかすると平日はもう少し若い人も来るのかもしれません(右下)